作家 東田茂一について

奈良一刀彫三代目。作家の思いや、
作家についてご紹介。
作家 東田茂一について
NARADOLL HIGASHIDA代表
奈良一刀彫三代目
東田 茂一 (ヒガシダ モイチ)

1977年(昭和52年)天光・久の次男として生まれる。

2000年から天光に師事し、2006年独立。

2014年「NARADOLL HIGASHIDA」を立ち上げる。

平成27年度全国伝統的工芸品公募展 入選

NARADOLL HIGASHIDA代表 東田 茂一

ものづくりの姿勢

二代目 父 天光に弟子入りし一刀彫に対する姿勢を学ぶ。

一刀彫とはデフォルメであり、削ぎ落としの美学、シンプルである事、さらには約900年の歴史を持つ完成された美しさに歴史の重要性や、現代にも通じる一刀彫の美学に惚れる。

その一方で天光から教わったもう一つに、モノ作りとしての姿勢がある。

“現状に疑問を持て”

一刀彫、伝統、工芸品、そして職人という立場・現状について深く考察するようになる。

ものづくりの姿勢

「原点回帰と進化」

東田は2000年に弟子入りするまで、音楽、モーターサイクルといった文化に携わってきたことから、工芸を外の視点から見る事が出来ため、徐々に伝統工芸の “現代” とのズレに違和感を持つ。

本来工芸品が持つ親しみ・魅力とは何か、現代にもマッチングさせた工芸品を作り、 “伝統工芸の維持・発展を” という思いから、「原点回帰と進化」という相反する挑戦の場として、自身のブランド「NARADOLL HIGASHIDA」を立ち上げる。

原点回帰と進化